春の夜更けに、コーヒーを。下戸でも楽しめるコーヒーカクテル「カフェロワイヤル」をつくる

冬になると、ちらほら目にするコーヒー×アルコールの組み合わせ。カフェ系のWebマガジンで何度か目にして、やってみたいなぁ…とぼんやり思っていたら、実行しないまま、すっかり春になってしまいました。

まぁ、暖かくて気持ちのいい春の夜にコーヒーを楽しむのもオツなもの。コーヒーカクテルの代表格、「カフェロワイヤル」を作ることにしました。

 

カフェロワイヤルは、ホットコーヒーとブランデーを使うカクテルです。使うブランデーはほんの少しで、しかも火でアルコールを飛ばしてしまうので、私のような「下戸だけどおしゃれなことが好き」の格好つけにはもってこい。

普通の電気の明かりではちょっと味気ないので、しばらく使っていなかったオイルランタンを引っ張り出してきて、「おうちキャンプ」気分で楽しむことにしました。

ベースにしたコーヒーは、KALDIの「有機デカフェ エチオピアモカ」。眠りをさまたげないカフェインレス、電動ミルの大きな音を出さないで済むドリップバッグを使います。

 

淹れ終わったコーヒーをひと口ふた口楽しんだら、いよいよカフェロワイヤルの準備にうつります。

使うものは角砂糖とブランデー、スプーンと着火ライター。角砂糖は1〜2個あれば十分なのに、近所のスーパーには巨大なパックしか売っていないという。まぁ、腐るものでもないですし。

 

スプーンに角砂糖を乗せ、ブランデーをそそぎます。

 

いよいよ火をつけます。

最初はなかなか火がつかず、着火しても数秒で消えてしまいます。何度か繰り返してブランデーの温度が上がってくると…?

 

幻想的な青い炎がつき、ブランデーの甘い香りが漂います。

 

電灯の白い光の下ではムード半減。ランタンを出しておいて良かったなぁと自画自賛しつつ、燃え尽きたブランデーと砂糖をコーヒーに浸してくるくる。

 

肝心の味はといいますと、正直コーヒー単体の方が美味しい。撮影したり火をつけたりで遊んでいる間にコーヒーはすっかり冷めてしまい、味も下戸の私にはあまり美味しいとは思えず…。製菓用のブランデーだし。

でも香りとムードは文句なしの100点満点。大量に余ってしまった角砂糖を眺めつつ、また格好つけたくなった夜に試したいな、なんて思ったのでした。角砂糖の代わりに金平糖とかでも大丈夫かしら。