「スペシャリティコーヒー」というものを好きになって随分経ちますが、正直、いまだにドリップで美味しく淹れられないんです。
スペシャリティコーヒーは、基本的に豆の個性が出やすい浅煎りが多いもの。でも浅煎りの豆は、深煎りのコーヒーに比べて一般に淹れるのが難しいです。ゆっくり丁寧にお湯をそそがないと、豆の旨味がでず、ただただ酸っぱいコーヒーになってしまいがち。せっかくのスペシャリティコーヒーの個性が出せなくて、何度も悔しい思いをしていました。
お店のように淹れられたらいいのに。でも、私の腕ではまだまだ無理…。そう思っていたんですが、とても淹れやすいスペシャリティコーヒーに出会うことができました。
京都北山にあるスペシャリティ珈琲専門店「CIRCUS COFFEE(サーカスコーヒー)」。今回はポストインで届く「サーカスコーヒー 王道ブレンド 4種類セット」を注文しました。
- 賀茂川ブレンド(浅煎り)
- サーカスブレンド(中煎り)
- 7★9ブレンド(中深煎り)
- バリスタブレンド(深煎り)
この4種類のセットです。写真に写っているのは「賀茂川ブレンド」。浅煎りと書いてはありますが、いわゆる「シナモン色の豆」ではなく、酸味が強くならない少し深めの焙煎です。個性豊かなスペシャリティコーヒーでありながら、深めの焙煎で、家庭でも手軽に美味しく淹れやすいのです。
お湯を注いだ瞬間、モコモコの泡立ち。それからスペシャリティコーヒー独特の豊かな香り。
とにかく淹れやすくて、「自分でハンドドリップした中ではトップクラスに美味しいコーヒー」が安定して淹れられるから、すっかりご機嫌になっちゃいます。華やかな香りと、優しい酸味と、それぞれに個性のあるコク。他のショップのコーヒーだと「まぐれ」でしか出ない味が簡単に出せちゃう。
苦手意識を持っていた急冷式のアイスコーヒーだって、なんのその。少し多めの豆を細かめに引いて、たっぷりの氷の上でドリップするだけ。急冷式のアイスコーヒーって、水っぽくなったり、香りが飛んでしまったり、やたらと酸味が尖ったりすることが多いのですが、とにかくなんのコツもいらずに美味しくなってしまいます。
このクオリティのアイスコーヒーを、安定して淹れられるようになったらな…。
ハンドドリップでコーヒーを淹れる楽しみを教えてくれる、家庭で淹れやすいスペシャリティコーヒー専門店「サーカスコーヒー」。今までアイスコーヒーの時期は水出しばかりだったのですが、今年こそ急冷式のアイスコーヒーをたっぷり練習しよう。そう誓ったのでした。
https://www.circus-coffee.jp/