忙しい時は、つい「すぐできる」「いつもの」淹れ方に頼ってしまいがち。ゆっくりできるお盆休みは、普段できない「時間のかかる淹れ方」や「変わった淹れ方」に挑戦してみては。
夏コーヒーを楽しむ企画【大人の夏休み】。後編のテーマは「コーヒーの自由研究」です。2022年話題になった淹れ方「氷出しコーヒー」「ミルクブリュー」や、これから話題になるかもしれない淹れ方「ICE BOXコーヒー」に挑戦してみました。
氷出しコーヒー
熱湯をそそいで急冷するのではなく、氷を使って淹れる「氷出しコーヒー」。低温で抽出するため、コーヒーの苦味や酸味が出にくく、豆が持つ甘みや香りが引き立つコーヒーになります。時間はかかりますが、氷で急冷する淹れ方のコーヒーとはまるで違う味わいになるので、お試しあれ。
①コーヒー粉40gをドリッパーにセットする。
②コーヒーに行き渡る量のお湯(約30g)をかけ、30秒程度蒸らす。
③コーヒー粉の上に氷200gを乗せる(乗りきらない場合は後から追加で乗せてもOK)
④氷が全て溶けるまで6時間程度待つ。
ミルクブリュー
全農(JA)広報部がTwitterで紹介し、話題になった「ミルクブリュー」。コールドブリュー(水出しコーヒー)に使う水をそのまま牛乳に置き換えた淹れ方です。水が全く入っていないため、紅茶で言うところの「ロイヤルミルクティー」のようなリッチなミルク感が魅力。マイルドで「コーヒーが苦手」という方でも飲みやすい味わいです。
①コーヒー粉30gをお茶パックに詰める。
②牛乳400mLが入ったボトルに①を入れる。
③1晩(6時間程度)待つ。
「ICE BOX」でコーヒーを淹れる
氷菓「ICE BOX」の氷をアイスコーヒーの急冷に使ってしまうというアイデア。文京区にあるスペシャリティコーヒー専門店「ignis」の土橋永司さんがTwitterで紹介した淹れ方です。「ICE BOX」のグレープフルーツの果実感やほのかな苦味がコーヒーとマッチして、カクテルのようなおしゃれな味わいに変貌します。
「アイスの実」など、他の氷菓でも淹れられるとのこと。コーヒーの種類によっても相性の良い氷菓が異なるようなので、お気に入りを探してみては。
①コーヒー粉15gをドリッパーにセットする。
②サーバーに「ICE BOX」80gを入れる。
③お湯40gをかけ、30秒程度蒸らす。
④お湯110gを2回に分けてそそぐ。
時間をとれる時ならではの、ちょっと変わったコーヒータイム。たまにはこんな日を楽しんで。