プロペラ式のミルだと、豆の挽きムラができたり、細かくなりすぎるのが気になる。かといって5万円くらいする業務用ミルだと、1日10〜30gの豆を挽く程度の私には、オーバースペックになってしまう。
そんな悩みをかっぱ橋商店街のコーヒー器具専門店「ユニオン」の店員さんに相談したところ、紹介していただいたのが、このKalita「セラミックミル(C-90)」でした。
1人暮らしの狭小キッチンでも、難なく置けるサイズ感。奥にあるティファールの電気ケトル(1.2L)とさほど変わらない大きさです。
上のボックスに豆を入れてスイッチを入れれば、横のボックスに粉になったコーヒーが出てきます。10gの豆なら、所要時間は20秒ほど。
挽き目は9段階に調整可能。数字が大きくなるほど粗くなります。
「ユニオン」の店員さん曰く、「マキネッタを使う人にとってはちょっと粗いけど、ドリップ主体なら問題ない」とのこと。
左が「セラミックミル」で挽いたもの、右が今まで使っていたプロペラ式のミルで挽いたものです。
同じ豆、同じ量です。セラミックミルで挽いた方が粒度が粗く、山にしようとしても、サラサラと崩れていきます。
粒度の違いは、もちろんお湯を注いだ時に大きな影響をもたらします。お湯を落としてみると、すーっと抜ける。
今まで使っていたプロペラ式のミルで挽くと、粉が細かいので、注いだお湯がなかなか抜けてくれなくて。すぐ水たまりになってしまうので、つい雑にドバドバ注いでいたんですよね。
ミルを買い換えれば味は変わるだろうとは思っていましたが、ドリップタイムも楽しくなるとは。
新しいドリッパーが欲しい。こうしてみんなコーヒーギア沼に引き込まれていくんですね。1つランクを上げたら、違いが分かるようになって、他のも欲しくなってしまう…。ハマりすぎないよう今まで足踏ん張って耐えてきたんですが、そろそろダメかもしれません。
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